Saturday, April 5, 2014

花蓮:台湾の産業遺産についてちょっと考えてみる...


Hualian: Industrial Heritage - a_ZONE - Drainage palate which treated the type of alcohol that is manufactured in Hualien brewing old factory.
花蓮:産業遺産 − 花蓮酒造工場跡地 “a ZONE” 当時工場で製造された酒の種類をあしらった排水口蓋


台湾が自分たちの歴史を語るとき、特に近代、そのほとんどを日本が残していった遺産について語ることでした。近代建築史しかりです。こちらの職人さ ん、年老いた大工さんに話を聞いた時でも、その大部分が日本人技術者との交流についてなんです。じゃ台湾独自の歴史じゃないのでは、当時そんな思いでし た。

現在でもそんな状況は大きく変わっていない。花蓮酒造工場跡地だって日本統治時代の酒造工場を引き継いで発展させてきた。しかし今私の考えは変わっ てきています。台湾ってそもそも数百年前までは原住民だけでしたし、彼らの文化が台湾の文化だった。それがオランダ人がやってきたり、鄭成功なんていち地 方の豪族だったでしょうし、清朝の軍隊がやってきて占領したり、日本がそして蒋介石が。いろいろ入り込んだ混血の文化。

今、世の中、世界中、ネットによって文化の混血が始まっている。台湾は先行していた。上手く混じり合ってきた。かの地のように「真理は一つ」なんて考え方はしない。多種多様。享受力がある。

私がここに留まる言い訳にできるとてもいい口上なんです。


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